堀江貴文氏の『金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?【アップデート版】 (徳間文庫カレッジ)』という本を買ってみました。
読みながら記事を書いていきます。
もくじ
そもそもなぜ買おうと思ったのか
堀江さんのことは前から結構好きでした。
「好き」というより「嫌いじゃない」程度かもしれませんが、一時期は彼の有料メルマガを購読してみたり、YouTubeの動画を見たりしていました。
本も何冊か持っています。
「お金持ちになりたいなぁ」というのは多くの人が持つ感情だと思います。
僕も例に漏れずです。
でも、僕もお金持ちになりたいけど、周囲の人間もお金持ちになってほしい。
そして一緒にお金を気にしないで楽しく過ごしていける人生を歩めるようになったら嬉しいなということを考えていました。
「お金持ちになる方法」はあるんだと思います。
けど、お金持ちになって僕はどうしたいんだろうということが漠然としているのも事実。
ビジョンがそこにあるのかどうなのか。
パソコン1台で社会に価値を提供しながら稼ぎ散らかして、仲間らと世界中を旅していきたい。
そんなことにも多少憧れたりします。
これが正しいことなのか間違っていることなのか、「足るを知る」とは何なのか。
その答えを求めて本書を開いていきます。
「はじめに」より
引用します。
おそらく東日本大地震後、「金儲けしたい」「成功したい」という若い人たちのとても真っ当な欲求が、不謹慎だとかくだらないだとかいう無言の圧力に押しやられ、行き場をなくした結果、私のメルマガがちょうどいい受け皿になったのではないかと思う。
くだらない圧力なんて、無視してしまえ!
金儲けしてもいいのだ。
本当にやりたいことがあるなら金を儲けないと、何も始まらない。
さっさと金持ちになって夢を叶えた人が、勝ちだ。
金儲けはシンプルであり、お金は便利なツールである。
ビジネスを始めるために建前としてキレイごとを語る人は多い。しかし、ビジネスを始めるきっかけとして、欲望があるのは当然だ。その欲望が何なのか、本当に好きなことなのか? 本書を読むことでしっかりと見定めてほしい。
ぶっちゃけ、自分自身が一体「どれだけのお金があれば十分なのか」ってよくわからないんですよね。
ある程度貯金ができて、親に仕送りができて、結婚して妻や子供を養えて、車とか家とか持てて、時々旅行に行けて、時々自分の好きな洋服なんかを買えたら十分なのかなって。
あ、これでも結構な予算になってきますね。
好きな友達とお金と時間を気にしない生活、したいなぁ…という本音。
ただ、これが「本当にしたいこと」なのかどうなのか。
思考法を読み解く Q&A
堀江氏のメルマガのコーナーにもあるのですが、一般人からの質問に堀江氏が答えるってやつです。
気になったところをピックアップしていきたいと思います!
Q 27歳男、フリーターです。堀江さんの書籍を読み、1000円にも満たない時給で搾取されている自分がとても惨めで、馬鹿らしくなりました。堀江さんの生き方に感銘を受け、人生を変えるべく、起業することを漠然と考えています。
しかし、ビジネスモデルのアイディアなどなく、この状態で起業しても当然ながら失敗するでしょう。何かアドバイスをいただけませんでしょうか。
A まずは自分の好きなことをやってみたら? なければ見つかるまでダラダラしてればいいんじゃない? 好きなことじゃないと続かないから。それに好きなことなら、周りが努力と思っているようなことも、努力と感じずに続けられるし。
「好きなこと」って難しいよね。
僕の場合は本を読んだり、そこでの気づきをメモしておいたりするのが好きでこんな感じの記事を書いているけど。
「ただ本を読むだけ」ではビジネスにならないもんね。そこからどう発信に繋げていくかって大事だと思う。
Q 頭の回転が速い人、遅い人。理解力がある人、ない人。気が利く人、利かない人。話のたとえや引用が上手い人、できない人。この違いはなんだと思いますか?
A 思考を停止しているか、していないかじゃない? 最初からできないのは当たり前なので、できる人の話を聞いたり、見よう見まねすることでできるようになると思うんだけど。あと、みんな自分はスゴイと思っていると思うから、それをやめるための自己否定も大事。
なるほどね。
僕も自己評価をむやみに高くしないように気をつけたいところ。
「あの人すごいなぁ」って思ったら謙虚に真似ていきたいものです。
Q サービス残業についてどう思いますか?
A 仕事ができないからサービスしなきゃいけないだけでしょ? 嫌なら、その仕事を辞めればいい。辞めたら次がないとかいう程度なら、「サービス残業しなきゃいけないレベルの実力しかない」ってことでしょ。
うーん、バッサリですね(^^;
サービス残業云々に限らず、今って「残業時間を減らそう」ってのがホットな話題ですよね。「サービス残業させなきゃいけない」という上司のマネジメント能力によるところもあると思います。
その上司に意見を物申すほどの発言力も実力のうちというのなら、堀江さんの言うとおり「その程度の実力」ということかもしれませんね。
(というか、今回の記事の話題と逸れてしまいましたね…まぁいいかw)
Q 私はパチンコ店に勤める予定の27歳です。
やっと就職が決まり一段落しましたが、パチンコというギャンブル業界に勤めることに、今さらながら躊躇しています。
周囲の見方も考えて、堀江さんはどう考えますか?
A 仕事があるだけマシでしょ。
確かに。
僕も「派遣社員」という状態ですが、まぁ働けているだけ良いのかもしれませんね。
ただし、年収は240万円だ。
Q 以前に『君がオヤジになるまえに』(堀江貴文・著/徳間書店)と出会い、君オヤ→メルマガ→起業を考える→情報収集→メルマガでJavaというプログラミング言語があることを知り、やってみることにする→ウェブがHTMLでできていると知り、とりあえずやってみる→CSSを知る→HTML5を知る→HTMLとCSSが適度にわかった→でも提供するサービスがない→情報収集中に堀江さんのブログでクックパッドの本があったので購入、読了→クックパッドはRubyでできていると知り、とりあえずやってみることにする→さらに情報収集のためバックナンバーのメルマガを読み始める→堀江さんはPerlを使っていると知る→それらの言語でウェブアプリケーションが作れると知る。
とりあえず今はHTMLとCSSが適度にできて、Javaは休止してRubyを勉強中です。起業ではないですが、早くお金を儲けることをしてみたいのですが、現状だと何ができるでしょうか? Rubyをマスターすることが先決ですか? ちなみに私の職種は製造です。
A 素晴らしい。こうやって思考を停止しないで、いろいろとやれる人は起業に向いていると思います。あとは、アイディアですね。ここまできたら、勉強がてら好きなものや興味のあるものをサービスとして展開してみてください。mixiやGREEも最初は趣味のレベルのサイトでした。そこから、火がついて抜け出すことも可能です。でも、お金儲けを考えるのではなく、自分がやりたいことをやっていくのが重要。そうやっていると、お金はあとからついてくるものですから。
長くて、引用させるか悩んだんですけど、書きました(;´∀`)
この「お金儲けを考えるのではなく、自分がやりたいことをやっていくのが重要。そうやっていると、お金はあとからついてくるもの」ってとこにマーカーしました。
やはり稼ぎ散らかしている人はこういう考え方をしています。
ヒトデくんも、お金云々よりも文章を書くことが好きで大人気ブロガーになったわけだから。
Q 東大中退、特にやりたいことはないが、なるべく早く金持ちになりたい。苦労は厭わない。という状態だったら、堀江さんは何をしますか?
A やりたいことが見つかるまでダラダラします。でも、やりたいこともないのに金持ちになってどうするんですか?
「やりたいこともないのに金持ちになってどうするんですか?」って、そりゃあそうなんだけどもさ。
…そうだよなあ。
やりたいこともないのに金持ちになって、毎日暇になって、何するの?って話だ。
旅? それとも何かビジネスでもやる?
Q 堀江さんのメルマガを読んで起業を決意し、昨年、会社を作りました。まだ、うまく収益をあげられていませんが、堀江さんが出所するころには、会社を軌道に乗せると誓いました! できれば何か一言いただけると幸いです。
A 間違っていないことをやっているなら止まらないでください。そして、若い人が住みやすい日本を作る一助となってください。
「正しいことをやる」という信念を貫くのは大事ってことですね。
このブログも若い人を応援していけるコンテンツになれればと思うわけです。
(僕を反面教師にしてだな)
Q 過去に何度も出てきていると思うのですが、堀江さんが唱えるビジネス4原則について今一度教えてください。
30歳サラリーマンですが、実家の家具屋を継ごうかと検討しています。現在のビジネスモデルだけでは限界を感じており、今後の新規の収益モデルを打ち立てた上でチャレンジしてみようと思います。その際の参考にさせていただきたく、よろしくお願いします。
A 「ビジネス4原則」という金科玉条のようなものではなく、単純に起業するときにリスクが少なくなる方法で、必ずこうしなければならないということではないということを理解してください。
で、それは、「小資本で始められる、在庫がない(あるいは少ない)、利益率が高い、毎月の定期収入が確保できる」ということです。
この4原則は経営コンサルタントの大前研一さんも唱えてますよね。
どっちが先なんですかね?
しかし、実家の家具屋さんを継がれるのも大変ですね。
実店舗販売だけでは難しいでしょうし。
そこにチャレンジしていこうとする質問者さんの心意気が凄い。
なお、この「ビジネス4原則」を考えるとやはりブログ運営やサイト運営は非常にスタートさせやすいなと思います。
Q 大手企業に就職して年収もいい。頭もそこそこいいし、運動もできる。自分の好きな人と結婚してその人との間に子供もいる。けど、そんなに何でもできる能力があるのにそれだけか? という人がいます。なぜそこまでしかやらないのでしょうか。ある程度、自分の望みがかなって安定があるからでしょうか。
A そうでしょうね。子供のころから「身の丈を知れ」とか言われているとそうなっちゃうんでしょう。こういう年長者の格言に素直に従うのがいいとされていたりしますからね。こういうのに反発するような人はまず、大企業には就職しないでしょうけど。
いいなあ!!!!
「年収もいい」「好きな人と結婚して子供もいる」だと!!
本気で羨ましい限り!!
仕事に不満もなく、それで毎日が楽しければそれで落ち着いてしまうかもしれませんね。
「はじめに」でもありましたが、欲望があるからビジネスを企てたりもするわけです。
満足しきったらそこで終わるし、成長も止まるのでしょう。
(この人の場合は一生懸命成長してきて、こういうゴールを掴み取ったのでしょうが)
Q どうしたら楽ができますか? 堀江さんの過去を振り返って、「これをすれば楽ができるよ」っていうことがあれば教えてほしいです。
A ものすごく苦労をすると、その先に楽がある可能性もある。「苦労してない」と言う人がいたとしても、それは本人が苦労だと思ってないだけで、周りから見たら苦労している。逆に自分が苦労だと思っていることほど、周りから見たら苦労ではない。ということで、周りから見て「苦労してるな」と思われることをして、その先にある楽をるかんでください(笑)。
うまくいっている人は「苦労を自覚せずに打ち込んでいる」ってことなのだろう、と解釈しています。
だから「やりたいことをやりなさい」って話になるわけで。
お金のことは度外視するくらいに、ね。
Q 堀江さん、こんにちは。メルマガいつも楽しみにしています。堀江さんが考えるサラリーマンのメリット・デメリットって何でしょう?
A 【デメリット】給料安い、出世に時間がかかる、意味なしの権力争い、足の引っ張り合い。【メリット】なし。
これはまたバッサリいきましたね(;´∀`)
確かに、謎に権力争いしますし、足の引っ張り合いもあります。給料も安いし、出世も時間かかるし…泣けてくるな、これ。
でもメリットとしては「社会的信用」?
結婚するときに相手の親御さんに信頼されやすいとか、ローン組みやすいとかあるんじゃないですか??
え、サラリーマンにならなくても結婚もローン組みも出来るよって…?
さいですか…。
書ききれない!
いやいやいやいや、ハイライトした部分が多すぎて、書ききれません!!
というか、この記事を数日に渡って書いたのですが、
冒頭に書いた「周囲の人間もお金持ちになってほしい」とか「パソコン1台で社会に価値を提供しながら稼ぎ散らかして、仲間らと世界中を旅していきたい」とか、
何を浮ついたことを言っているんだ!!
と、ここを書いている段階で思っています(;・∀・)
うん、深夜のラブレターと同じだね。恥ずかしいやつだね。
なお、この本は基本的に
- 堀江さんが考えるビジネスモデル案
- 堀江さんへのQ&A
- いろんな起業家の話
といった構成でできています。
ビジネスモデル案は読み飛ばしちゃったんですけど、Q&Aでの堀江さんの考え方は面白いです。
「いろんな起業家の話」ってパートも、「2ちゃんねる」開設者のひろゆき氏や「金融日記」という人気ブログの管理人の藤沢数希氏等の話も面白いです。
藤沢数希氏は「稼げる人はお金のことを考えない」とか言ってますしね。
答えは見つからなかった
「お金を得た先で何をしたいのか」ということで自分を見つめ直す補助になってくれたらと思って本書を読みましたが、結局よくわからないで終わりました。
そして堀江さんのメッセージとして「お金を得ても不安はなくならない」「臨機応変に対応できる能力が大事」といったことがあります。
おそらくお金があれば、ある一定の何か楽しいことがあると考えているのだろう。いい車を買うとか、美女を抱けるとか、タワーマンションの上階に住めるとか。それが楽しいことかどうかは別にして(まあそれなりには楽しいけれど)、やりたいことがそれなの? となると、首をかしげてしまう。
お金を持って何をやりたいのか、きちんとしたビジョンを持って努力している人は本当に少ない。多くの人は、ただ闇雲に金持ちになりたいというイメージだけを追っている。
私が思うに、みんなヒマなのだ。
「いつも思考を続けて、本当にやりたいことを見つけているならヒマなんか
感じられないはず」という風にも言っています。
そうなんですね、ビジョンが大切なんですね。
それが答えか。
いつも思考を続けて、本当にやりたいことを見つけること。
それが答えであり、人生の今の課題なんじゃないかなと思います。
僕のそれ
前回記事でこんなことを書きました。
簡単に言うと「書評記事を書いて若者の読書量アップの一助になれれば」といったミッションを掲げて記事にしてみたものです。
果たしてこれが「本当にやりたいこと」なのかはハッキリしていません。
しかし、やっていきたいという想いはある、今は。
それでいいんじゃないでしょうか。
そして思考を続けていく中で他のことが「本当にやりたいこと」だと気づくかもしれないし、もしくは書評執筆にどんどんハマっていくかもしれないし。
わかんねーっす。
けどそれで良いんじゃないかと思います。
おわりに
話がそれまくりでしたが!!(;・∀・)
堀江さんのこと好きな人もいれば嫌いな人もいるかと思いますが、堀江さんのことを嫌いじゃなければ読んで楽しめると思います。
繰り返すようですがビジネスモデル案の紹介部分はほとんどすっ飛ばして読みましたw
読書なんて適当でいいんです!
適当だろうが何だろうが、「読むか読まないか」ってことなんでね!
以上!
おわり!