月曜日(ブルーマンデー)ですね。
成果主義で消耗し「会社に行きたくないよぅ」って思ってる人もいるんじゃないでしょうか。
こんな本を読んでみました。

「月曜日がゆううつ」になったら読む本 ―仕事で疲れたこころを元気にするリセットプラン39
- 作者: 西多昌規
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2012/04/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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精神科医・医学博士の西多先生の本です。
成果主義は、働くひとのこころを静かに削り取っている
徹底した成果主義の有名な失敗例としてよく取り上げられるのは、富士通のケースです。富士通は、1990年代に成果主義を導入して会社の活性化を狙いました。しかし結果は、残念ながら当初の目的とは逆になってしまいました。成果主義を進めた結果、「社員がチャレンジングな目標に取り組まなくなった」「短期的な目標ばかりが重視され、長期的な目標が軽んじられる」などの弊害が明らかになったというのです。(p16-17)
ぼくはこの話を今回初めて知りましたが^^;
この件は『内側から見た富士通「成果主義」の崩壊 (ペーパーバックス)』という本に詳しく書かれているとのことです。
さらに西多先生は
日本は、「一億総中流」といわれたくらいに均等意識の高い国民です。こういった社会に成果主義を不用意に導入すると、「他者との比較」という重苦しい問題が前面に出すぎてしまい、自分を過小評価する元となるのです。自信や自尊感情に裏打ちされない「他者との比較」は、うつや不安などのかたちをとって、人間の心理を動揺させます。(p17)
と書かれています。
ぼくも電話営業の仕事をやってたときに精神的に参ってしまったことがありました。
そのときはパワハラ上司の存在も大きく影響しましたが、本当に苦しい朝を迎えていました。
今でもその上司のことは胸くそ悪いと思っています。
話が逸れましたが、成果主義は万能ではないってことです。
嫉妬心で自分を苦しめないためには
もちろん、負けず嫌いの意地とプライドが人間を成長させるエネルギーになることは、珍しいことではありません。有名なスポーツ選手や有能なビジネスパーソンにも、ライバルに負けたくないという気持ちをバネにして成長したひとは少なくないはずです。
しかし、相手をライバル視するあまり「あいつ何か失敗しないかな」などと、嫉妬心が強まりすぎると精神的には健康とはいえなくなってきます。なぜなら、嫉妬は、怒りや敵愾(てきがい)心、自己嫌悪感、自己の過小評価など、ネガティヴな感情しか引き起こさないからです。(p18)
チーム内での競争ってあるだろうし、切磋琢磨していくのは良いんですけどね。
自己の向上ではなく、他人の失敗を望むようになると、それはちょっと方向がズレてきてますよね。
「他者との比較」で苦しくなったときには、相手をリスペクトするよう努めましょう。(p19)
と、西多先生は説いています。
現代社会は社会全体が「ゆううつ」
この本を読んで、いきなり「会社が楽しくなる」というわけにはいきません。しかし、「ゆううつ」さや「つらい」「しんどい」気持ちが、少しでもラクになれるようなコツや生活習慣を、まとめたつもりです。(p3)
電車に揺られるサラリーマンらを見ると、ほんとに生気がないな…って思うこともしばしばあります。
ぶっちゃけ、人間関係だったり、仕事内容だったり、いろんな要素があっての「会社に行きたくない」だと思うんです。
それでも人間関係の作り方や睡眠の質の高め方、時間の使い方、食事(栄養素)の摂り方などで心身の状態も良くしていけるパターンもあると思います。
常に結果・成果を求められるのも疲れますよね。
そんな疲れを軽減させたいなって方がいたら、ぜひ本屋に寄って読んでみてください。
いろんなヒントが見つかるかもしれません。
…ん?
なんだか今日はテンションが暗いかな?!
でも、まあいいか!
一週間、がんばっていこう!
おわり!